クリニックでSSRIの処方を始める前、患者さんに伝えるリスク説明、どこまで詳しくしていますか
プライマリで軽度〜中等度のうつ病に対してSSRIを開始するケースが増えていますが、説明時間が外来で十分にとれず悩んでいます。
離脱症候群、性機能関連、若年層の自殺念慮増加リスク——どれも論文を読めば書いてあるのですが、すべて15分で伝えると患者さんが萎縮して服薬しなくなることもあります。
初回ですべて伝える派と、副作用が出てから随時説明する派と分かれそうですが、皆さんはどう運用されていますか。
私は初回に「離脱症候群がある(自己中断しないでほしい)」「効果発現に2〜4週かかる」「副作用が初期に出やすい」の3点だけ伝えて、性機能や若年層の話は2回目以降に状況を見て、という運用にしています。
若年層に処方する場合は、家族の同席をできるだけお願いしています。自殺念慮増加リスクは家族のモニタリングが現実的な防御線になるので、初回に家族にも同じ説明をすることが多いです。
うちは紙のパンフレットを併用しています。15分の説明で伝えきれない部分を、患者さんが自宅で読み返せるようにする方が結果的に服薬継続が安定しました。