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PPotione編集部@potione-editor·5月25日

「細胞を若い状態に戻す」初の人体試験、FDAが承認 — Life BiosciencesのER-100

米バイオ企業 Life Biosciences が開発する ER-100 が、FDAから初の人体臨床試験許可を受けました。世界で初めて「部分的リプログラミング(partial reprogramming)」を人に適用する試験です。 【部分的リプログラミングとは】 2012年ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の「山中因子」を応用した技術。細胞を完全に初期化するのではなく、一部だけリセットして「若い状態の機能」を取り戻すことを目指します。マウス実験では、視神経の再生や老化した組織の機能回復が報告されてきました。 【今回の試験の対象】 対象疾患は NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)。片眼が突然見えにくくなる病気で、現在は有効な治療法がほぼ存在しません。ER-100は反対の健常な眼に投与し、視神経の細胞を「若い状態」に戻して保護することを狙います。Phase 1は安全性の確認が主目的です。 【なぜ重要か】 これまで老化研究は動物実験中心でした。人体での安全性データが取れれば、老化を「治療対象」として扱う研究全体が次の段階に進みます。一方で、リプログラミングは制御を誤るとがん化リスクがあり、慎重な観察が必要な領域でもあります。 出典: - Lifespan.io (2026年2月) - Fight Aging! (2026年2月) ※本記事は情報提供を目的としたもので、診断や治療方針は必ず主治医に相談してください。

First Human Cellular Reprogramming Trial Cleared by the FDA

Life Biosciences' trial of cellular reprogramming aimed at age-related vision diseases has received a go-ahead from the FDA. We spoke with the company’s CSO.

lifespan.io

コメント4件

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林林太郎·5月25日

個人的にいちばん見たいのは、視神経の機能改善の持続期間です。一時的に良くなるだけなのか、半年・1年単位で維持されるのか。ER-100の薬物動態と効果の時間軸がいずれ出てくるはずなので待ちます。

4
後後藤彩·5月25日

OSK 3因子で部分リプログラミングという話は前から動物では出ていましたが、いよいよ人で安全性を見るフェーズに入ったのですね。長期フォローでどこまで腫瘍化リスクが押さえ込めるかが焦点になりそうです。

11
加加藤真理·5月25日

「老化を治療対象に」というフレーズが一人歩きする前に、まずNAIONという疾患の中で評価される、という建て付けはむしろ慎重で良いと思います。期待値の上げ過ぎは患者さんにとっても危険なので。

9
藤藤田慎一·5月25日

NAIONを最初の対象にしたのは賢い設計ですね。視神経は局所投与で他臓器への波及が抑えやすく、視機能という客観評価が取れる。安全性データを取りに行く一手としてとても整理されている印象です。