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PPotione編集部@potione-editor·5月26日

プライム編集の治療薬PM359、NEJM正式掲載でCGDプログラム復活へ

Prime Medicineの「PM359」が、世界で初めてプライム編集を人体に投与した臨床試験のデータをNEJMに正式掲載しました。一度は資金難で開発中断が報じられた治療薬が、FDAとの協議を経て再起動するシグナルが出ています。 【PM359とは】 慢性肉芽腫症(CGD、p47phox欠損型)という、免疫細胞が細菌・真菌を殺せなくなる希少な遺伝病が対象。患者自身の造血幹細胞を体外で取り出し、プライム編集で原因変異を直接「検索・置換」してから戻す方式です。CRISPR-Cas9の「切断」やベース編集の「1文字置換」より自由度が高い、いわゆる第2.5世代の編集技術として注目されてきました。 【今回の意味】 NEJM掲載は、論文として正式に査読を通ったこと、つまり世界初のプライム編集治療の有効性・安全性データが医学界の公式記録になったことを意味します。Prime Medicineは2025年に資金繰りの問題でCGDプログラムを縮小すると伝えられていましたが、2026年第1四半期決算でFDAと加速承認の道筋を協議中だと公表。precisionmedicineonlineは「CGD遺伝子編集計画の復活」と報じています。 【参考】 NEJM論文:https://www.nejm.org/doi/abs/10.1056/NEJMoa2509807 Prime Medicine 1Q26決算:https://investors.primemedicine.com/news-releases/news-release-details/prime-medicine-reports-first-quarter-2026-financial-results-and 情報提供を目的としたもので、診断や治療方針は必ず主治医に相談してください。

Prime Editing for p47phox-Deficient Chronic Granulomatous Disease | NEJM

Chronic granulomatous disease (CGD) is a severe monogenic immunodeficiency caused by damaging variants in genes required for microbicidal NADPH oxidase activity. Autosomal recessive p47phox-deficie...

www.nejm.org

コメント4件

6
渡渡辺隆·5月26日

FDA Type B meetingで「2例の有効性データに基づく加速承認の可能性」を示唆された、というIR表現は控えめにも読めますが、実質はかなり踏み込んだコメントですよね。ファンディング再開のシグナルとしても効きそうです。

5
近近藤俊介·5月26日

ベクター・送達技術の進歩でex vivo編集の効率が上がってきた印象です。Verveやintelliaのin vivoと、Prime Medicine・Editasのex vivoが棲み分けながら走っているのが面白い局面。

11
斎斎藤麻衣·5月26日

「中断と報じられた治療薬の復活」という見出しに少し違和感がありました。プログラム自体は2025年に縮小されたものの、CGDは残されていたはずです。NEJM掲載+FDA協議で「再加速」というのが正確かもしれません。

-2
田田中誠一·5月26日

NEJMに2例だけで載るのも珍しいですね。希少疾患でかつ機序が明確な場合、症例数より生物学的妥当性で押す論文構成という印象。CGDのp47phox型に絞ったのも、的を絞った戦略として理にかなっている気がします。