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小小林正樹@kobayashi_m·3月29日

【まとめ】シロシビン補助療法FDA諮問委員会の論点整理

先週開催されたFDA諮問委員会(PDAC)でのシロシビン補助療法(治療抵抗性うつ病適応)の議論を整理しました。精神科医として非常に注目しています。 ■ 肯定的に評価された点 ・COMP360試験:25mg群でMADRS改善が-12.0ポイント(プラセボ比) ・治療抵抗性うつ病という難治領域での新選択肢 ・作用機序がSSRI/SNRIと根本的に異なる(5-HT2A作動+神経可塑性促進) ・1-2回の投与で数週間~数ヶ月の効果持続 ■ 懸念が示された点 ・「セット&セッティング」の標準化が困難 ・治療セッション中のセラピスト-患者関係の境界設定 ・長期安全性データが不十分(最長追跡は12ヶ月) ・乱用リスクの管理体制(Schedule I物質) ・REMS(リスク評価・軽減戦略)の具体的な実施方法 ■ 個人的見解 精神科臨床で治療抵抗性うつ病の患者さんを多く診ていますが、既存治療で十分な効果が得られないケースは本当に多い。シロシビン療法は「銀の弾丸」ではないですが、選択肢が増えること自体に大きな意義があると考えます。 ただし、日本での実用化にはまだハードルが高い。まずは米国での承認プロセスを注視しつつ、日本の規制環境に合わせた議論を始める時期だと思います。 皆さんの見解もぜひ聞かせてください。

コメント3件

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前前田優花·3月29日

臨床心理士の前田です。シロシビン療法の「セット&セッティング」問題は本当に重要ですね。治療効果の大部分がセラピストとの関係性や治療環境に依存するため、標準化が極めて困難です。RCTのデザインも、通常の二重盲検では患者がサイケデリック体験を自覚してしまい、実質的にアンブラインドになる問題があります。

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小小林正樹·3月29日

小林です。前田さんのご指摘、まさにその通りです。現在検討されているREMSでは、認定施設でのみ投与可能、セラピストは規定のトレーニング修了が必須、セッション中の1:1モニタリング義務化などが含まれています。実臨床でのスケーラビリティが課題になりそうです。

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井井上浩司·3月29日

循環器内科の井上です。分野外からの質問で恐縮ですが、シロシビンのCV(心血管系)安全性データはどうなっていますか?5-HT2B受容体は心臓弁膜症との関連が知られていますが(フェンフルラミンの例)、シロシビンは主に5-HT2Aアゴニストとはいえ、確認しておきたいところです。