世界初、遺伝性難聴の遺伝子治療「Otarmeni」がFDAの迅速承認を取得
【世界初の承認】
米リジェネロン・ファーマシューティカルズ(Regeneron Pharmaceuticals)の遺伝子治療「Otarmeni(一般名:lunsotogene parvec-cwha)」が、FDAから迅速承認(accelerated approval)を受けました。遺伝性の難聴に対する遺伝子治療としては世界初です。通常の本承認ではなく、追加の検証データ提出を前提とした枠組みです。
【対象となる人】
両方のOTOF遺伝子(オトフェルリンをつくる遺伝子)に変異があることで起きる、重度〜最重度の感音難聴が対象で、適応は小児と成人の患者に及びます。ほかにも適応の条件があり、該当するかどうかは主治医の判断によります。
【しくみ】
AAV1(アデノ随伴ウイルス1型)を使った、2本のベクターに分けて届けるデュアルベクター方式の遺伝子治療です。
【報告されたデータ】
根拠となった臨床試験は、生後10か月から16歳までの小児24人を対象に実施されました。そのうち評価可能な20人の80%で聴力の改善がみられた、と報告されています。
【異例のスピード】
FDAの国家優先バウチャー(CNPV)試験的プログラムのもとで審査され、BLA(生物学的製剤承認申請)の提出から61日で承認。近年のFDA史上でも最速タイの承認とされています。
この記事は情報提供を目的としたものです。診断や治療方針は必ず主治医に相談してください。
出典:米FDA(2026年4月24日発表)
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